【珈琲屋ドリーム移転特集】
このページでは移転前の珈琲屋ドリームの様子についてお伝えします。
<移転前の店内>
店舗入口
店内看板(現在もあります)
店舗看板
店舗入口にあるハルヒコーナー
店の前でくくりつけられているみくるちゃんw
SOS団の仲間が座った「ハルヒ席」
ハルヒ席から見た風景
白い花の奥がハルヒ席
旧店舗は4人席が多くありました
北高の制服を着てカウンターに座る
珈琲豆の売り場
<2017年4月(移転1か月前)>
当時、メロンクリームソーダは裏メニューだった
・4月3日、珈琲屋ドリームの移転が発表され、多くのハルヒファンが突然の知らせに驚く。それ以降、多くのハルヒファンが訪れるようになる。
・4月23日、『ハルキとハルヒ』の著者で作家の土居豊先生が急遽、「第1回ドリーム読書会」を店内で開催。約20名のハルヒファンが課題本『涼宮ハルヒの分裂』を片手にハルヒ愛を語り合った。
<2017年5月(移転まであとわずか)>
・4月に引き続き、GWを中心に多くのハルヒファンでにぎわう。
・5月9日移転前日、中の人は北高での授業が終わった後、そのまま珈琲屋ドリームへ。ハルヒファンと見かねた細海オーナーがハルヒ席へ案内してくださった。埼玉県から来られたハルヒファンとご一緒し、最初で最後のハルヒ席でのひとときを楽しんだ。
北高の制服を着てハルヒ席に座る中の人
おいしくいただきました
5月10日、旧店舗での営業最終日。地元から遠方まで多くのファンが最後のひとときを楽しんだ。この日は17時で営業が終了するため、中の人は北高が終わると急いでドリームへ。ほぼ満席に近い状態だったが、なんとかテーブル2席を確保。後から来店したハルヒファンの方とご一緒した。昨日に引き続き、メロンクリームソーダとチーズトーストを注文しようとしたが、すでに売り切れ。中の人はサンドイッチを注文した。
そして17時。珈琲屋ドリームは旧店舗での30年以上の歴史に幕を下ろし、一旦閉店した。
最終日は大混雑
閉店するとまもなく佐川急便の人が・・・
閉店・移転の貼り紙
<5月11日~5月31日(移転期間)>
旧店舗での営業を終了した翌5月11日、新店舗での営業開始に向け、引越し作業が本格化した。新店舗への期待が高まる一方、アニメに登場した旧店舗は片づけ作業が進み、さびしくなった。
解体された様子
新店舗看板(現存せず)
夜になっても移転作業は続く
店にあったモノを持ち帰られるコーナー
営業開始は6月1日
<2017年6月1日(新店舗開店)>
旧店舗閉店から22日後の6月1日朝8時、珈琲屋ドリームは新たな場所で営業を開始した。新店舗の席数は30席で旧店舗の6割程度だが、カウンターやテーブル、イスなどは旧店舗のものをそのまま使用し、かつての風情を残している。ハルヒコーナーも設置され、店内にはファンが自由に記帳できるノートやハルヒ関連の書籍のほか、フィギュアや声優さんのサイン色紙も展示されている。
開店当日のドリーム
17時頃は人が少なめだった
店内のフィギュア
声優さんのサイン色紙
旧店舗は「杉玉」に変身
ハルヒコーナーも健在
<珈琲屋ドリームのオリジナルハルヒスタンプ>
※ここからは敬体で書きます。
・珈琲屋ドリームには涼宮ハルヒシリーズのキャラクターが入ったスタンプがあります。巡礼の際はぜひ押していってくださいね。
<珈琲屋ドリームでのハルヒイベント>
ファン同士での親睦を深めるため、珈琲屋ドリームを貸し切ったイベントも行われています。企画や広報はすべてイベントを主催されるファンの方が行います。当日はドリームの店員さんが作ってくださるオードブルを食べたり、ハルヒグッズが当たるビンゴ大会を行ったりとファン同士で大いに盛り上がります。現在は店舗のスペースに限りがあるため、大々的にはできませんが、実際に行われたイベントについて軽く触れようと思います。
ハルヒケーキ
みんなでメロンクリームソーダを飲む
<珈琲屋ドリームの歴史>
・珈琲屋ドリームは1984年、伊丹市で産声をあげました。店名の由来は喫茶店を開くことがオーナーの細海夫妻にとっての「夢」だったから。その珈琲屋ドリームは翌年、西宮北口に移転し、そこで30年以上営業を続けます。
・その珈琲屋ドリームの常連客の一人に、北高卒業生で作家の谷川流先生がいらっしゃいました。谷川先生は毎日ドリームに足を運び、珈琲とホットドッグを注文されていたそうです。
アニメ化する際の取材は谷川先生と京アニのスタッフ数人で訪問。「アニメで使う」という理由で京アニのスタッフさんが写真を撮っていったそうです。
・珈琲屋ドリームがアニメに登場すると、若年層のお客さんが次々とやってきます。そのお客さんたちが店内の風景をカメラにおさめる様子にオーナーさんは最初、驚いたそうです。しかし常連さんからドリームが『涼宮ハルヒの憂鬱』というアニメに出てきたことを教えてもらうと、オーナーさんは喜ばれたそうです。
・ハルヒのアニメ化から数年がたった2013年、珈琲屋ドリームに閉店の危機が訪れます。マスターの細海研一さんが50代という若さで他界されたのです。現在のオーナー、章子さんは珈琲の味を変えずに店を切り盛りすることができるか不安でした。しかし、常連客やハルヒファンの熱い応援により、お店の営業は続きました。
・それから数年、オーナーの章子さんは還暦を迎え、体力的な理由から2017年現在の広い店舗での営業は困難になってきたため、移転を決意されました。
・2017年5月10日の17時、多くのハルヒファンに惜しまれながらも旧店舗での営業は終了。移転作業の後、同年6月1日に営業を再開しました。アニメに出てくる風景はもう見られませんが、カウンターや2人席のテーブル、イスなどは旧店舗のものをそのまま使用し、かつての風情を残しています。旧店舗の入口付近に設置されていたハルヒコーナーは今も健在。ハルヒファンが自由に記帳できる「ハルヒ雑記帳」は10冊を超え、今もなお、多くの人に愛されている喫茶店です。